5.22.2010

Tyg för Barn























現在開催中のKonstfack Degree Exhibitionで
Tyg för Barn(textile collection for children)を展示しています。
会場でワークショップ兼パフォーマンスをしているのですが、
子供相手にワークッショップを一人で取り仕切るのは激務です。

内容は私のインテリアファブリックコレクションの展示場で
アイディアの源になった切り絵を体験をする。と言うものです。
なにしろ子供が多いときはカオス状態。
子供用のファブリックなので、子供が興味を持ってくれているなら、
「成功??」と思いつつも、展示終了時間にはヘトヘトです。

ちなみに写真の姉妹、特にお姉ちゃんが良い子で、
展示期間中初、何も言わなくてもお片づけして帰ってくれました!
感動ものです。

展示会の詳細は下記のHPでご覧になれます。
http://www.konstfack2010.se/

5.08.2010

Furoshiki























今日紹介したいのは、現在コラボレーションしていただいている
インテリアデザイナーSeung Junさんのファーニチャー FUROSHIKI。

FUROSHIKIは色々な形で使うことが出来ます。
例えば広げてマットレスのように使うことも出来るし、
隅についているマジックテープをくっつければ、
ボートのような形になります。
そして、全てのマジックテープをくっつけると、
ふっかふかのスツールが出来上がります。

子供用のインテリアファブリックを制作していた私が、
Stockholm Furniture Fairに出品していた彼女の作品に一目惚れし、
ぜひ、私の布を使って子供用に作ってもらいたいとお願いしました。
そうして子供用FUROSHIKIが出来上がりました。

写真はボートのような形にして娘に遊ばせてみた時のものです。
マジックテープを付けたりはがしたりして、
楽しそうにしていたのが印象的です。
Seung Junさんとは、これからもコラボレーションしたいです。
ご協力ありがとうございました。





5.02.2010

Promenad

















最近のスットックホルムは天気がいいので
promenadウォーキング)にはもってこい。
我が家の休日はたいてい、このお散歩から始まります。
近頃のお気に入りは近所の湖までいって、
湖を見ながらフルーツ等のおやつをパクリすることです。
今日はちょっと風が冷たかったけど、
それでもやっぱり、この景色を見ながらひなたぼっこは最高です。

スウェーデン人はこのpromenadが大好きで,
例えばちょっとした昼休みだとしても「ちょっとそこまで。」
と、森を散策する人は少なくありません。
こんなに散歩が好きなのはきっと冬が長いから。
皆、春の日差しが嬉しくてついつい外にいたくなるのでしょう。

決して高くはない気温の中、半袖で日光浴をする気持ちは
到底理解しがたいですが
この健康的で気持ちのいい習慣は大好きです。

4.27.2010

Vår


















ストックホルムにもついに春が来た。
この小さな花がたくさん咲いている写真を見ると、
想像出来ないかもしれないけれど、
実は先週は雪が降ったりしてた。

でも、今日は本当に春がきていた。
今年初めてジャケットを脱がせて、
外でゆっくり遊ばせることが出来た。
「陽たまりって、なんて気持ちがいいんだろう。」
と,感動さえおぼえる。

今日、春を感じたのは実はもう一つ理由があって、
時間をかけてきた制作が、昨日一段落したから。
何だか今は空っぽになってしまっているけれど、
はやくまたワクワクしたい。

陽たまりの中にいると、ふつふつと元気も湧いてくる。
太陽ってあったかい。



4.09.2010

Hand Stitch



















昨年の夏からゆっくりと進行して来たこの企画、
東京都三鷹市に拠点のあるSolid pattern maker Mパターン研究所
(以下MPL)とのコラボレーションが実現しました。
生地をお送りしてからというもの、
この日を楽しみに待っていました。

写真は私のデザインした布(stenerとklippar)
MPLのパターンで、子供用ワンピースなったものです。
他にもgarthornが子供用の洋服になりましたが、
私は特にこの二つの仕上がりが好きになりました。

今回のコラボレーションを終えて、
機会を与えてくださったMPLの丸山さん、
本当にありがとうございました。
私だけでは出来ないことを可能にして頂きました。

ぜひ一度MPLのHand stitchを見ていただきたいです。
http://www.m-pattern.com/book/book.html

4.06.2010

Glad Påsk!























先週末(金)から今週始め(月)にかけてはPåskのため
長い休日でした。
Påskはイースターのことで、キリスト教の復活祭のことです。
お国にによって色々な伝統、風習があるようですが、
今日は私の体験したスウェーデン流イースターについて紹介します。

写真はmetroという新聞の4月1日の表紙です。
この可愛い女の子たちは魔女をテーマに変身しています。

スウェーデンでは、Påskの間、子供たちは歌を歌うか,
手作りのカードをプレゼントして、引き換えにお菓子を
貰うため近所を魔女のいでたちで歩き回ります。
私も一人の女の子からカードを貰ったので、
偶然持っていたキャンディーをお返ししました。

嬉しくなった私は、うちの娘にもぜひ魔女になってもらおうと、
お化粧しようとしましたが、泣いて拒まれました。
「きっと来年はやりたがる。」
そう信じて母の楽しみは1年お預けです。

3.31.2010

väveriet























ジャガード織りの布を制作するため、
スウェーデン西部Uddeboにあるväveriet(テキスタイルメーカー)
にお邪魔してきました。
スウェーデンの地下鉄、電車、バスの椅子布は、
たいていこの会社のものです。
写真の女性は、手取り足取り私の面倒を見てくれたJohannaさん。
väveriet唯一のテキスタイルデザイナーです。
専門知識の豊富な彼女はとても頼りになる素敵な女性でした。

こんなにじっくりジャガード織りに向かい合うのは初めての経験。
ほんの少し緯糸の色を変えるだけで、
こんなにも柄の見え方が変わるのかと驚いたり。
同じ縦と緯糸の組み合わせでも組織によって
表情の違いを楽しめるのは、ジャガード織りならでは。

数ヶ月かけて練った図案が織物になった時は、
何とも言えない幸せな瞬間でした。
本当に私は織物が好きだわぁ。と実感した二日間。
最後にもう一度、「Johannaさんどうもありがとう。」