4.27.2010

Vår


















ストックホルムにもついに春が来た。
この小さな花がたくさん咲いている写真を見ると、
想像出来ないかもしれないけれど、
実は先週は雪が降ったりしてた。

でも、今日は本当に春がきていた。
今年初めてジャケットを脱がせて、
外でゆっくり遊ばせることが出来た。
「陽たまりって、なんて気持ちがいいんだろう。」
と,感動さえおぼえる。

今日、春を感じたのは実はもう一つ理由があって、
時間をかけてきた制作が、昨日一段落したから。
何だか今は空っぽになってしまっているけれど、
はやくまたワクワクしたい。

陽たまりの中にいると、ふつふつと元気も湧いてくる。
太陽ってあったかい。



4.09.2010

Hand Stitch



















昨年の夏からゆっくりと進行して来たこの企画、
東京都三鷹市に拠点のあるSolid pattern maker Mパターン研究所
(以下MPL)とのコラボレーションが実現しました。
生地をお送りしてからというもの、
この日を楽しみに待っていました。

写真は私のデザインした布(stenerとklippar)
MPLのパターンで、子供用ワンピースなったものです。
他にもgarthornが子供用の洋服になりましたが、
私は特にこの二つの仕上がりが好きになりました。

今回のコラボレーションを終えて、
機会を与えてくださったMPLの丸山さん、
本当にありがとうございました。
私だけでは出来ないことを可能にして頂きました。

ぜひ一度MPLのHand stitchを見ていただきたいです。
http://www.m-pattern.com/book/book.html

4.06.2010

Glad Påsk!























先週末(金)から今週始め(月)にかけてはPåskのため
長い休日でした。
Påskはイースターのことで、キリスト教の復活祭のことです。
お国にによって色々な伝統、風習があるようですが、
今日は私の体験したスウェーデン流イースターについて紹介します。

写真はmetroという新聞の4月1日の表紙です。
この可愛い女の子たちは魔女をテーマに変身しています。

スウェーデンでは、Påskの間、子供たちは歌を歌うか,
手作りのカードをプレゼントして、引き換えにお菓子を
貰うため近所を魔女のいでたちで歩き回ります。
私も一人の女の子からカードを貰ったので、
偶然持っていたキャンディーをお返ししました。

嬉しくなった私は、うちの娘にもぜひ魔女になってもらおうと、
お化粧しようとしましたが、泣いて拒まれました。
「きっと来年はやりたがる。」
そう信じて母の楽しみは1年お預けです。

3.31.2010

väveriet























ジャガード織りの布を制作するため、
スウェーデン西部Uddeboにあるväveriet(テキスタイルメーカー)
にお邪魔してきました。
スウェーデンの地下鉄、電車、バスの椅子布は、
たいていこの会社のものです。
写真の女性は、手取り足取り私の面倒を見てくれたJohannaさん。
väveriet唯一のテキスタイルデザイナーです。
専門知識の豊富な彼女はとても頼りになる素敵な女性でした。

こんなにじっくりジャガード織りに向かい合うのは初めての経験。
ほんの少し緯糸の色を変えるだけで、
こんなにも柄の見え方が変わるのかと驚いたり。
同じ縦と緯糸の組み合わせでも組織によって
表情の違いを楽しめるのは、ジャガード織りならでは。

数ヶ月かけて練った図案が織物になった時は、
何とも言えない幸せな瞬間でした。
本当に私は織物が好きだわぁ。と実感した二日間。
最後にもう一度、「Johannaさんどうもありがとう。」



3.26.2010

Rum för Barn















今日紹介したいのは、Kulturhuset(市民会館)内の施設、
Rum för Barn (子供の部屋)。
子供専用の図書館で、年齢に合わせて部屋が区分してあるので,
小さな子でも安心して本にふれあえる贅沢な空間。
施設内は隠れ家的スペースがあったり,階段やはしごがあったり、
子供が楽しめる趣向がこらされています。
工作会、読み聞かせ会、ダンス教室、フィルム上映会ありと、
イベントも盛りだくさん。

初めて行ったのは去年のいつ頃だったのか、
正確には思い出せませんが,
その日から私達家族のお気に入りの場所になりました。
施設の充実ぶりは説明した通りなのですが,
さらにビックリなのは、地下鉄セントラル駅の目の前という好立地。
にもかかわらず、無料だということ。

以前、Rum för BarnチーフのKatti Hoflinさんに
お話を伺う機会がありました。
「現在、対象年齢0歳から11歳までのこの施設を、
もう少し年齢の上の子供たちも来れるようにして行きたい。」
と、これからの目標についても語ってくれました。
らさらに発展して行くと思うと、さらにファンになるのでした。

3.14.2010

Trekanten

















遅ればせながら,スケートシューズを購入しました。
ストックホルムも3月に入りだいぶ暖かくなって来たので、
すっかり春気分。
スウェーデン人に言わせると「もうスケートシーズンじゃない。」
とのことですが,
日本人の私としては、「まだまだまだまだまだ冬だ!」という感じ。
現に今日だって朝は氷点下だった!
でもまぁ、冬物はなんでもお手頃になっていて助かります。

写真はTrekantenという湖でスケートをしている時に
撮ってもらいました。
湖が完全に凍っている間、天気のいい休日には、
皆湖上で思い思いに過ごします。
スケート、スキー、日光浴、お散歩。
今日はホットドック屋さんが登場していたのでお昼食べたり、
お茶をする人もちらほら。

冬の初め、スケートリンクで乳母車をおしているお母さんにビックリしていた私ですが、すっかりスウェーデン流が板に着き(?)今年の冬はあっという間でした。

3.05.2010

Imse vimse























娘が初めておぼえたスウェーデン語の童謡 「Imse vimse spindel」 
日本の童謡で言うなら、「大きな栗の木の下で」みたいなポジションの物ではないかと思います。と言うのは、曲にあわせて手遊びをするたぐいの童謡だし、スウェーデン人なら誰でも知っているからです。歌詞の内容は、

小さな蜘蛛が登って行くよ。
雨が降って、落っこちちゃったの。
でも太陽が昇って雨を乾かしてくれたから、
小さな蜘蛛は、また登れるね。
(訳:若鍋祐子)

去年の今頃、慣らし保育の時に初めて聞いて以来、何度手遊びと一緒に歌ったか思い出せません。あの時は保育園の先生のやっているのを必死で真似たけれども、今ではすっかり暗記し、ロックバージョンもこなすほどになりました。

考えてみれば、この1年間でおぼえたスウェーデンの童謡は数知れず。
というか、童謡以外の歌は歌っていないような、、、。
気がつけばデスクでデザインを考えている時ですら童謡鼻歌な今日この頃。