12.14.2010

Hijab

ほんの数日前まで、ノーベル賞の授賞式など華やかなニュースが日本のメディアでもとりあげられていたのに、なんと今度はテロの話題。

高納税高福祉国家。男女平等。子育て天国。
近頃の日本でのスウェーデンのイメージは好意的なものばかりだったけれど、今回のテロ事件は日本人の目にどのように映るのだろう。

今日は珍しく社会問題について書いてみようかな。
スウェーデンが移民を受け入れている国と言うのは周知の通り。移民の出身地は様々で中東、ラテンアメリカ、アジア、アフリカ等々。スットクホルムでトンネルバーナ(地下鉄)に乗れば、写真のような姿の女性をよく見かけるのも当然です。
















彼女達は宗教上の理由でこのHijabなるものを身につけているわけでありますが、これが今日のスウェーデンでは問題になっています。
と言いますのは、「職場でもHijabを着用するのはどうかと?」と言うのが論争の元になっているようです。
「なんだか近寄りがたい感じがする。」
「男女平等の国スウェーデンにふさわしくない。」
とか色々な意見があるようで、今後、政府の対応がきになる問題の一つです。

こういう問題を耳に挟むと、少なからず差別や偏見が発生しているのでは?と思います。私だって、順番抜かしされたり無視されたりして「これって?」と思ったことがあります。スウェーデン大好きな私でも厳しい現実は多々あり。

日本のスウェーデン神話(?)には時々疑問を感じる今日この頃なのでした。

2 件のコメント:

  1. 私もこのニュース、びっくりしました。この自爆テロの犯人は、アラブの風刺画を書いたアーティスト(!!)とアフガン駐留を批判して犯行に及んだらしいですね。スウェーデンも、人間の国ですからね、問題は山積みだと思います。

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  2. ほんとうにビックリ。
    「Blocketで車を購入しDrottninggatanで犯行」とか聞くと、身近すぎて背筋が寒くなります。スットクホルムに住む大切な人たちのことを思ったりします。

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