3.26.2010

Rum för Barn















今日紹介したいのは、Kulturhuset(市民会館)内の施設、
Rum för Barn (子供の部屋)。
子供専用の図書館で、年齢に合わせて部屋が区分してあるので,
小さな子でも安心して本にふれあえる贅沢な空間。
施設内は隠れ家的スペースがあったり,階段やはしごがあったり、
子供が楽しめる趣向がこらされています。
工作会、読み聞かせ会、ダンス教室、フィルム上映会ありと、
イベントも盛りだくさん。

初めて行ったのは去年のいつ頃だったのか、
正確には思い出せませんが,
その日から私達家族のお気に入りの場所になりました。
施設の充実ぶりは説明した通りなのですが,
さらにビックリなのは、地下鉄セントラル駅の目の前という好立地。
にもかかわらず、無料だということ。

以前、Rum för BarnチーフのKatti Hoflinさんに
お話を伺う機会がありました。
「現在、対象年齢0歳から11歳までのこの施設を、
もう少し年齢の上の子供たちも来れるようにして行きたい。」
と、これからの目標についても語ってくれました。
らさらに発展して行くと思うと、さらにファンになるのでした。

3.14.2010

Trekanten

















遅ればせながら,スケートシューズを購入しました。
ストックホルムも3月に入りだいぶ暖かくなって来たので、
すっかり春気分。
スウェーデン人に言わせると「もうスケートシーズンじゃない。」
とのことですが,
日本人の私としては、「まだまだまだまだまだ冬だ!」という感じ。
現に今日だって朝は氷点下だった!
でもまぁ、冬物はなんでもお手頃になっていて助かります。

写真はTrekantenという湖でスケートをしている時に
撮ってもらいました。
湖が完全に凍っている間、天気のいい休日には、
皆湖上で思い思いに過ごします。
スケート、スキー、日光浴、お散歩。
今日はホットドック屋さんが登場していたのでお昼食べたり、
お茶をする人もちらほら。

冬の初め、スケートリンクで乳母車をおしているお母さんにビックリしていた私ですが、すっかりスウェーデン流が板に着き(?)今年の冬はあっという間でした。

3.05.2010

Imse vimse























娘が初めておぼえたスウェーデン語の童謡 「Imse vimse spindel」 
日本の童謡で言うなら、「大きな栗の木の下で」みたいなポジションの物ではないかと思います。と言うのは、曲にあわせて手遊びをするたぐいの童謡だし、スウェーデン人なら誰でも知っているからです。歌詞の内容は、

小さな蜘蛛が登って行くよ。
雨が降って、落っこちちゃったの。
でも太陽が昇って雨を乾かしてくれたから、
小さな蜘蛛は、また登れるね。
(訳:若鍋祐子)

去年の今頃、慣らし保育の時に初めて聞いて以来、何度手遊びと一緒に歌ったか思い出せません。あの時は保育園の先生のやっているのを必死で真似たけれども、今ではすっかり暗記し、ロックバージョンもこなすほどになりました。

考えてみれば、この1年間でおぼえたスウェーデンの童謡は数知れず。
というか、童謡以外の歌は歌っていないような、、、。
気がつけばデスクでデザインを考えている時ですら童謡鼻歌な今日この頃。

2.23.2010

-20℃























寒波がやって来ると,外の気温は-20℃を越えることもしばしば。
こんな時は気軽に外には出られません。
外に30分以上いるなら耳までしっかり入る帽子、手袋、ブーツ、そしてスノースーツは必須と言えるでしょう。

上の写真は娘とベランダでシャボン玉をしたときの物。
ほんの少しの時間とはいえ、部屋着で出ることは出来ません。
そして、この-20℃の世界でシャボン玉をするとどんなことが起こるかと言うと、まず、シャボン玉液は少しづつ凍り始めます。
とは言え、そんなことは物ともせず。
やり続けていて気がついたのですが、割れるときに何とも美しい割れ方をするのです。
言葉で説明しにくいのですが、破片が凍りついて空に舞う感じです。

でも、こんなに寒い所でわざわざシャボン玉することもないかなぁ、、、。
娘は何度もやりたがるけど、一度で良いです(苦笑)。

2.17.2010

Fettisdagen























スウェーデンの代表的なスウィーツのセムラを紹介します。
去年はあまり好きじゃなかったのに,季節物ということもあり,
このシュークリームに似お菓子を愛するようになりました。
そして、昨日はFettisdagenと言って,セムラを食べる日でした。
もちろん家族3人で美味しく頂きました。

その昔、カトリックによる断食習慣がスウェーデンにもあり、
断食期間は長く,Fettisdagenの次の日2月中旬から、
Påskdagen(イースター)4月上旬まで。
それに備え栄養を蓄えたのがこのセムラの起源のようです。

毎年1月からイースターまでは、「なんでこんなに沢山作るの?」と聞きたくなるくらいパン屋さんの店先に並ぶのに、その期間が過ぎるとめっきり姿を見せなくなるので、ついつい売っていると買いたい衝動にかられます。
素朴なパンの中にはとっても甘いアーモンドペーストとさっぱりした生クリーム。
機会があったらぜひお試しあそばせ。

2.10.2010

Stockholm Furniture Fair























今週は本当に忙しい。と言うのも、ストックホルムファーニチャーフェアに参加しているからです。

写真は今年のゲストデザイナー、日本ではメンズファッションブランドとしてお馴染みのポール・スミス氏のブースで撮影。
実は彼は家具もデザインしているし、インテリアファブリックにも力を入れているのです。
さすがはゲスト。あものすごい数の企業がひしめく中で、別格に目立ってました。
昨日は彼のセミナーも開かれ、彼のキャリアやインスピレーションの源等について語ってくれました。

大好きなデザイナーと言うわけではないしスタイルも違うのですが、
実際に話を聞いてみるとやはり何だかファンになってしまうミーハーな私なのでした。

2.04.2010

Kinna























Boråsにほど近いKinnaという所へ、朝6時の特急列車X2000に乗って行ってきました。この地方は大きな川がながれていて水が豊富なお土地柄。昔からテキスタイル産業で有名な所です。
工場での打ち合わせ(しかも日帰り!)とはいえ、久しぶりに一人で遠出することになり、少なからずワクワクドキドキ。

構想中のテキスタイルはレーザーカットの技術を使うもの。この技法を使うのは初めてなので、色々と技術担当のMikaelくんを困らせました。16時過ぎ、働くスウェーデン人ならだれもがすっかりお疲れモードのなか辛抱強く付き合ってもらい、どうにかサンプル作りに成功!

人と働くのはやっぱり面白い。イマジネーションと,アイディアが溢れる。今は頭の中がメチャクチャだけれど、じっくり整理していきたい。
忙しいのに私のために時間を割いてくれたPeterさんとMikaelくん。二人に出会えた私は本当に本当に幸運だなぁ、と感謝の気持ちで一杯です。

と、幸せをかみしめるのもつかの間。
Kinnaで幸運を使い尽くした私は、このあと乗り換えの駅で寒空の下、1時間半以上待たされるのでした。