スウェーデン滞在中お世話になったThomas に会ってきました。
彼はHDKという学校の博士なのですが、
日本文化を愛するスウェーデン人の一人です。
今回の日本滞在も、日本文化を探る彼の研究の一環です。
お互いの近況報告をしていた時のこと。
Thomas「なぜdesignskogenはdesignskogenなのか?」
私 「この名前は娘の通った保育園のクラスの名前
「Trollskogen」をもじった名で、
何の会社か分かるように designとtrollを入れ替えたの。」
Thomas「そう言えば昨日、高尾山に登ったけど、天狗の存在って
スウェーデンのTrollと同じだよね。」
私 「?。そうかなぁ?」
Thomas「Trollも天狗も、鼻が大きい森の精霊で、
古い物語に登場し、ちょっと子供に怖がられてる。」
私は完全に別物としてとらえていましたが
研究者らしい目のつけどころで、新鮮な発見をさせてくれました。
上の画像はTrollの絵で有名な画家 John Bauer のイラスト。
Thomasは彼と同じ町の出身なので彼の絵を見て育ったとか。
だから日本版Troll、「天狗」に敏感だったのかもしれません。
違いばかり目について過ごしたスウェーデンでの2年間でしたが、
培われた文化には似た物もあり。
今になって、親しみが湧いたりするのでした。
天狗と、Troll...そしてThomas
返信削除この絵を見ると、なるほど、と思ってしまうけど、天狗にはこのどっしり感はないような...
そうそう。あの軽やかさとはやっぱり違うよね。
返信削除こういう似たものの中にもやっぱり違いがあって、
そこにこそ、その国の独自性が隠れてるのかも?と、思ったりまします。
なるほど~。私も以前にSFIで、Trollと日本の昔話に出てくる鬼が似ているんじゃないかというようなことを発表したんだよね…。天狗か~。
返信削除面白いね~、文化を比較することって。
なるほど、鬼ねぇ、、、。たしかに鬼もTrollに近い。
返信削除というか、鼻は大きくないけど鬼のほうが、、、?
お二人のコメントをThomasに教えてあげなきゃ!