12.27.2010

God Jul och Gott Nytt År

















クリスマスも過ぎ、新しい年を迎えるにあたり
今年はどんな年だったかな?と考えてみる。

2年間慣れ親しんだスウェーデンから日本へ帰国し、
designskogenを個人事業として起こした。
かと思えば、すぐストックホルムに戻って展示会。
東京では大きなデザインイベントにも参加した。
年末には工場を探しまわったり、雑誌の取材を受けたり。
初めてのことも多くて、ドタバタで不器用な1年だった。

それでもmamas porlandeにコメントをくれる方々をはじめ、
気に留めてくれる方や、支えてくれる方がいるのは幸せなこと。
感謝の気持ちで今年を振り返る。

来年はどんな年になるかな?
「どんなことにも動じない。」とまでは行かなくても、
「もっとタフになりたい!」と師走の寒空に思うのでした。

皆さんが素敵な新年を迎えられますように。

12.21.2010

okuda print works


















「新作の布制作をお願いしようかな?」と思っている会社へ
プリントの相談に行ってきました。
場所はdesignskogenからのアクセスもほど良い八王子。
この街は昔からテキスタイル産業の盛んなお土地柄、
今でも第一線で活躍する業者さんがのこっています。
この街が近くで本当に良かった!
今回お世話になったのは奥田染工場さん。

残念ながら、広幅の布捺染を見学することは出来なかったものの、
古い工場の中には沢山の捺染台と、なんとも味わいのある機材、
使い込まれたや道具の数々。
新作の相談に行ったはずなのについつい工房内をじっくり見学。
シャーッターも沢山きってしまいます。
案内してくださった奥田博伸さんは楽しく気持ちよく仕事する
のがモットー。ご本人がおっしゃる通り、気持ちの良い方でした。

さてさて、新作の布はどうなることやら。
まだまだ苦戦は続きそうです。

12.14.2010

Hijab

ほんの数日前まで、ノーベル賞の授賞式など華やかなニュースが日本のメディアでもとりあげられていたのに、なんと今度はテロの話題。

高納税高福祉国家。男女平等。子育て天国。
近頃の日本でのスウェーデンのイメージは好意的なものばかりだったけれど、今回のテロ事件は日本人の目にどのように映るのだろう。

今日は珍しく社会問題について書いてみようかな。
スウェーデンが移民を受け入れている国と言うのは周知の通り。移民の出身地は様々で中東、ラテンアメリカ、アジア、アフリカ等々。スットクホルムでトンネルバーナ(地下鉄)に乗れば、写真のような姿の女性をよく見かけるのも当然です。
















彼女達は宗教上の理由でこのHijabなるものを身につけているわけでありますが、これが今日のスウェーデンでは問題になっています。
と言いますのは、「職場でもHijabを着用するのはどうかと?」と言うのが論争の元になっているようです。
「なんだか近寄りがたい感じがする。」
「男女平等の国スウェーデンにふさわしくない。」
とか色々な意見があるようで、今後、政府の対応がきになる問題の一つです。

こういう問題を耳に挟むと、少なからず差別や偏見が発生しているのでは?と思います。私だって、順番抜かしされたり無視されたりして「これって?」と思ったことがあります。スウェーデン大好きな私でも厳しい現実は多々あり。

日本のスウェーデン神話(?)には時々疑問を感じる今日この頃なのでした。

12.08.2010

Hemslöjd

昨日は久しぶりに街へ出て、ギャラリー巡り。

青山のギャラリーcomoで拝見した荒井佐紀子さんの作品は
とってもユーモラスで心がほっこりしました。
身の回りの何気ないもののデザイン性に気がつくと
「これは面白い」とワクワクしながら編み棒をとるそうです。
会場はたくさんの来場者で盛り上がっていました。























作品もさることながら、一緒に展示されていたスケッチや、
味わいのある荒井さんのニット道具。
まるでアトリエをのぞいたような感じがしました。























久しぶりにクラフト作家さんの手仕事をじっくり見ていて
思うんですが、現代アートやデザインの展覧会も良いですが、
時に私にとって難解で、正直、疲れてしまうこともしばしば。
そんな中、荒井さんのようなクラフトの作品を拝見すると、
なんだか安心します。後付けにならないコンセプトと技術。
シンプルに「作ることを楽しむ。」ことも時に大切。

展示会を見に行こうと誘ってくださった大澤由夏さん。
昨日はありがとうございました。

11.27.2010

KÄRLEK BOKEN























久しぶりに本を購入しました。
2001年に発表されスウェーデンでベストセラーになったという、
その名も「KÄRLEK BOKEN (愛のほん)」。
Pernilla Stalfeltさん作のこの本が、
川上麻衣子さんの日本語訳で発売されると聞いたときから、
是非購入したいと思っていました。
そしてついに、本日手元に届きました。

スウェーデンではDagis(保育園)に通う年齢の子供にも
性についてオープンに教育がされていると聞いたことがあります。
そして、この本は子供達向けの性教育本だと思い込んでいました。
読み終えて思ったことは、この本は文字通り
「愛のほん」だった!と言うこと。
私のイメージした性教育本とはまったく違いました。
もちろん性についての解説がされている箇所はあるものの、
この本の核はあくまでも「愛」。

セックスはあくまでも「愛」の営みの一つ。
ならば「愛」について深く考えてみよう。
これがスウェーデン流「性教育」の第一歩なのかもしれない。

確かに。幼い我が子には、まず「愛」を伝えたいものです。

11.15.2010

Skörd























見渡すと周りの山々も紅葉が美しい。
実りの秋が到来した。
我が家にはご近所の自家菜園から沢山の野菜が届けられる。
お芋を吹かして食べるも良し、カボチャをスープにするも良し。

大きいイベントが終わるといつも感じる消失感も、
健康に育った野菜達に触れていると、何だか癒される。
それどころか新しいアイディアさえ浮かんできそう?
さぁ、また新しい目標に向かって動き出そう。

11.04.2010

DESIGNTIDE TOKYO 2010

先日終了した展覧会DESIGNTIDE TOKYO 2010。
沢山のご来場本当にありがとうございました。
また、出品者の方々の素晴らしい作品の数々。
皆さんとご一緒出来たこと、本当に嬉しく思いました。
スタッフの方々のきめ細かい気配りにも感謝の気持ちで一杯です。
本当に少しだけですが、展覧会で出会った素敵な作品を
ご紹介したいと思います。























エマニュエル・ムホーさんの作品「eda」
会場内での圧倒的な存在感で見る人の足をとめていました。
実は搬入の時から出品者達も気になっていて見に来ていました。
まさに空間の秩序を作り出す作品です。























大村 卓 さんの作品「Floating Vase」
何とも不思議な風景をつくって楽しませてくれました。
Floating Vaseは未だ見ぬ光景を生み出すプロダクトへの挑戦。
素敵です。


















Megumi Ito (I2A3)さんの作品「PEGGY」
このインパクトのある作品、「どこかで見たなぁ。」と思ったら、
Stockholm Furniture Fair 2009に展示していたとのこと。
おきゃんで気さくな彼女は撮影にも快く応じてくれました。
大好きです。

他にも素晴らしい作品が沢山あって、
お伝えしたいのですが、私の説明より本人達の
説明の方がいいと思うので、興味のある方は今一度、
DESIGNTIDE TOKYO 2010のURLをご確認下さい。
こんなホットなイベントに参加出来て光栄です。

10.27.2010

Mycket Stockholm! -2

展示会場での問題は色々ありましたが一番ビックリしたのは、
図書館内への展示ではなく、隣接するギャラリースペースに
個展のような形で展示することになったことでした。
広くて、かなり個性的な形、天井もかなりの凹凸、、、。
すっかり場の雰囲気にのまれてしまいました。























そこへ、照明担当のKarinがやってきた。
彼女は私とは対照的に、具体的なイメージを持っていました。
影を使って壁に「魚を泳がし、蝶舞わせ、鳥飛ばそう!」と、
提案された時は、なんて詩的なことを言うのだろうと
驚かされました。
すっかりKarinのファンになり、影のことを考慮しながら、
展示を済ませ、安心して彼女にバトンタッチしたのでした。

彼女の作り出した影をご覧下さい。























強さの違う光を二つあてることにより、
重なりと奥行きを持たせています。























下方へ強くライトをあて、小さな子供が影を
感じやすいようにしました。
上方に行くに従って影が薄くなり蝶が壁に融けて消えてくよう。























これには私もビックリ。
なんとランプシェード自身が回転する仕組み。
シェードが動いているので、影もずっと動いています。
本当に鳥を壁に飛ばしてくれました。
子供達は動く影に触れようと、興味津々の様子でした。

素敵な光と影をありがとう。
Karinとのコラボレーションは良い経験になりました。

10.26.2010

Mycket Stockholm! -1

今回の滞在先に選んだ街は、家族3人で暮らしたAspudden。
街角はヨーロッパらしい建物が連なってとっても素敵。
でもなんだか一人で歩く街角で、
初日っからちょっぴり寂しくなったのは、雨のせいだろうか?
それとも家族で過ごした所だからだろうか?























この日の最初の目的地はお気に入りのパン屋さん。
ここのKanelbulle(シナモンロール)でFika(お茶)しなきゃ、
私のスウェーデンは始まらない。
休憩時間に、気取らないこの店の素朴な味が、
疲れと緊張を解いてくれること間違い無し。























さぁ、そろそろお仕事の時間です。
やってきましたKulturhuset 内、Rum för Barn。


































でました、メールでの打ち合わせと違うこと多数発見。
ビックリ仰天。逃げ出したい気分。
最初に出た私の一言、、、。
「ちょっと一人にしてください。時間が必要です。」
そうそう現実は甘くない。さっそくFikaが必要だ。
「頑張れ私!」と静かに強く思ったのでした。

10.18.2010

Tjena!

明日スウェーデンに発ちます。
まだパッキング終らない深夜1時。
スウェーデンはまだ夕方18時。寝るには早い、、、。
と、体内時間を既にスウェーデンに合わせみようかしら?
、、、つらい。

3ヶ月間の日本生活を経て、久しぶりのスウェーデンは
私の瞳にどんな風にうつるのか、、、。
見過ごしてしまってきた何気ない、素顔のスウェーデンを
このブログで伝えられたらと思っています。
旅は約一週間。お楽しみ。

10.14.2010

Thomas.Troll.Tengu






















スウェーデン滞在中お世話になったThomas に会ってきました。
彼はHDKという学校の博士なのですが、
日本文化を愛するスウェーデン人の一人です。
今回の日本滞在も、日本文化を探る彼の研究の一環です。

お互いの近況報告をしていた時のこと。

Thomas「なぜdesignskogenはdesignskogenなのか?」

私   「この名前は娘の通った保育園のクラスの名前
    「Trollskogen」をもじった名で、
    何の会社か分かるように designとtrollを入れ替えたの。」

Thomas「そう言えば昨日、高尾山に登ったけど、天狗の存在って
    スウェーデンのTrollと同じだよね。」

私   「?。そうかなぁ?」

Thomas「Trollも天狗も、鼻が大きい森の精霊で、
     古い物語に登場し、ちょっと子供に怖がられてる。」

私は完全に別物としてとらえていましたが
研究者らしい目のつけどころで、新鮮な発見をさせてくれました。
上の画像はTrollの絵で有名な画家 John Bauer のイラスト。
Thomasは彼と同じ町の出身なので彼の絵を見て育ったとか。
だから日本版Troll、「天狗」に敏感だったのかもしれません。

違いばかり目について過ごしたスウェーデンでの2年間でしたが、
培われた文化には似た物もあり。
今になって、親しみが湧いたりするのでした。

10.06.2010

mini-modellen
























すこし風邪をこじらせつつ、
帰国後発、日本での展示会が近づいています。
DESIGNTIDE TOKYO 2010に参加します。
今日はついに、事務局からスペース配分の連絡がきました。
この連絡をまだかまだかと、待っていたはずなのに
緊張が高まるのは出品者なら皆同じだと思いたい。

バタバタと第一段、会場設置プランのミニモデルを作ってみる。
なんとまぁ、10分の1のこのサイズでさえ問題は山積みで
「どうなることやら、、、。」と頭を抱えたりします。
こういう時はノートに再度、必要事項を書き出して、
プライオリティーも決めたりします。
整理整頓しないとパニックに陥ります。

温かいお茶を飲んで身体を温めつつも、頭は冷静に。
「なんとかなる。」ではなく、
「なんとかしなきゃ。」という心境です。

DESIGNTIDE TOKYO 2010詳細はこちら。

9.26.2010

möte

今日は日曜日だと言うのに、自分の時間を満喫してしまった。
娘よ、ゆるして、、、。























そんな訳で、行ってきたのは以前一緒に作品を作らせて頂き、
Hand Stitchのタイトルで当ブログでも紹介致しました、
Mパターン研究所(以下、MPL)さん主催の展覧会。

ご一緒したとは言え、日本とスウェーデンとの距離は遠く。
会うのは今回が初めて。固くなっていた私。
ところが、お世話になった丸山ご夫妻を始め、
出品している作家さんたちも、気さくに色々お話を聞かせてくれる、
和やかな雰囲気の展覧会でした。


















それぞれの作家さんたちの作品はもちろん素晴らしかったですし、
私が特に「良いなぁ。」と思うのは、お客さんがMPLの型紙で
作った洋服を展示していたこと。
商品を売ってからもお客さんとの出会いを大切にしている
丸山ご夫妻の人柄が感じられました。

「私もMPLのワンピースが着たい。」
そんな気分にしてくれる展覧会でした。
気になる方は下記HPをチェック。

9.21.2010

igen























10月23日からStockholmのKulturhuset 内、
Rum För BarnでTyg För Barn を展示します。
そろそろ一ヶ月前なので、今日はちょっと宣伝しちゃいます。

既に発表したこの作品を使って頂ける場所が見つかったこと、
そしてそこがなんと大のお気に入りスポットとあっては、
ちょっと声を大にして宣伝せずにはいられないのです。
以前、MAMAS PORLANDE でも紹介した子供のための図書館です。
http://mammasporlande.blogspot.com/2010/03/rum-for-barn.html

この企画は忘れもしない6月7日にあこがれの女性のKatti Hoflinさんに
作品を見せに行ったのが始まりでした。
あの時、私のプレゼンが終わるとKattiさんが
「少し待ってて。」と言って部屋を出て行きました。
数人の女性を連れて戻ってきた彼女、
「同じ説明をもう一度お願い。」とのこと。
そして、2度目のプレゼン終了後、連れてきた女性達に向かって、
「良いじゃない。ここで使うわ。いいでしょ?」
とおっしゃいました。カッコイイ、、、。
信じられずに「確かですか?」と何度も何度も確認する私とは、
ひと味もふた味もちがうクールな女性。
そんな彼女にまた会えるのも今回の展示の楽しみの一つです。

22日夜、搬入作業を行う予定です。
久しぶりの設置はどうなることやら、、。不安と期待で一杯です。
ストックホルム滞在のかた。ぜひ23日にdesignskogenに会いに来てください。

詳しくは下記HPをチェックです。

9.15.2010

Höst























ついに日本にも秋が来ました。
吹く風もさわやか、庭では秋桜が揺れています。
今日なんて、昨夜降った雨のせいもあり寒いくらい。
早いかなぁ?と思いつつも、長袖を引っ張りだしてきて着ています。

娘の保育園の慣らし保育期間も無事終了し、
本格的にdesignskogenをスタートしています。
始まったばかりなのになのか、始まったばかりだからなのか、
やることは山積みで頭の中は大混乱。

混乱を招くメインの3件は、
10月中旬のStockholm、RUM FÖR BARNでの展示準備。
10月下旬から11月上旬にかけてのDESIGNTIDE TOKYOへの準備。
そこへ、designskogen HPの充実をはかり、
「ネットショップをもっと買い物しやすくしよう!!」と思い立ち、
わたしの頭の中の処理能力がついて行けてません、、、。
近々、新作ピンクッションをアップする予定。お見逃しなく、、。

全て自分がやりたくてやっていることです。
はい。グチは言わずに前に進みましょう。

9.07.2010

MOKUBA

リボンメーカーMOKUBAのショールームへ行ってきました。
私の調べたところによると、なんでもここのリボンやレースは、
プラダ等の一流ファッションブランドで使用されているそうで、
パリにも支店があるみたいです。
日本の美しいものが海外でも認められていると思うと、
自分のことではないのに誇らしく思います。

お店の中を写真でお見せしたかったのですが、撮影は控えて欲しい
とのことでした。芸術品の宝庫ですから当然かとも思います。

浅草橋駅から徒歩7分くらいでしょうか。
熱さでとろける前に無事到着。
そこには美しいレースやリボンの世界が広がっていました。
建物がリボンとレース別々ですが、同じ通りですしすぐ近くなので
簡単に見つかります。どちらの建物もすごい品数で大満足。
卸売りを主に行なっているようですが、
個人で少量でも売ってくれます。決してお安くはないですが
沢山の種類の中から選んでみたいと思っている人や、
リボンやレース好きの人なら満足のショールームだと思います。
興味ある方はぜひ一度訪ねてみては?

株式会社 木馬
東京都台東区蔵前4-16-8
☎03-3864-1408
9:00~12:00 / 13:00~17:00  土日祝休

8.30.2010

ett vackert hus























Tyg för Barn の fjärilランプをあるお宅に設置してきました。
「スウェーデンでデザインしたこの作品を、
      和室に設置することになるとは、、、。」
最初はなんだか不思議な気分でした。
設置してみると何ともしっくりと馴染んで、ますます不思議な気分。

実は、この家の主は私の幼なじみ。
気さくな彼女は、現場の監督さんや職人さん達ともすっかり友達。
私も紹介してもらって、何だか気分はすっかり現場の一員。
この家はこうして人の輪を育んでいくのだろうと思います。

建築家、渡辺ガクさんの作り出したこの空間は
吹き抜けの爽やかなグリーンが印象的。
玄関から奥へは美しい曲線の壁が導いてくれます。
9月5日にこのお宅のオープンハウスこと完成見学会があります。
詳細と共に fjärilランプの写真も掲載されていますので
ぜひ下記のURLをご覧下さい。

渡辺ガクさんの建築をもっと見たい方は下記URLをチェックです。
http://www.gaku-watanabe.com/

施工担当の堀井工務店さんのブログもぜひご覧下さい。
http://horiico.exblog.jp/

8.16.2010

sommar fest























主人と私の実家両方でお盆を満喫してきました。
「やっぱり日本の夏って好きだわぁ。」と思えたお盆でした。
暑くて暑くてぐったりすることもあるけれど、
大好きなものも確かに存在していて、今年のお盆はそれを再確認。

岐阜提灯とお線香の香り。
迎え火のけむたいにおい。
なべやのおかみさんと盆踊り。
ナスと胡瓜の牛と馬。
小学校の頃の友達との再会。
御神輿を担ぐ人たちとかけ声。
提灯とお囃子の音。
浴衣、かき氷、金魚すくい、そして綿飴。

どれもこれも本当に愛しい。
「わたし、こんなに豊かな文化の中で育っていた!!」
と誇らしく思うのでした。

8.08.2010

mattan























あと5日で、日本に帰ってきてから1ヶ月になります。
申請中の保育園の助けはいつ得られるのか分かりませんが、
9月から始まると信じて、
「私もそろそろ動き出さなくては。」と思います。
久しぶりに、手仕事をしたい気分です。

と言う訳で、2年前からやりっ放しになっていた
キルトのマットを完成させようと思います。
ちょうど2年前の今頃、スウェーデン行きの準備が忙しく、
置き去りにしてしまっていた物です。
マットの他にも、あらためて仕事場の整理をしたり、
材料や道具を確認してみると。
「色々なものをたくさん持っていたのに、、、。」
と、2年前の自分を贅沢者とののしりたくなります。

はい。これからは一つ一つの仕事や出来事、
人や物を大切に過ごすことをこのマットに誓います。

7.29.2010

naef and vitali























今、行きたい展覧会。
目黒区美術館、「naef & vitali 遊びのなかの色と形展」。
大好きな木のおもちゃの展覧会。
久しぶりに会った友人から、招待券を貰ってしまった!!
嬉しくって今からウキウキ。

玩具というと何だか子供の物の様な気がするけれど、
以前行った、同美術館の玩具の展示はとても印象的だった。
私が特に好きになったのは、naef 社の積み木。
その鮮やかな色と考えられた一つ一つのブロックが作り出す形は、
時を経ても変わらない芸術品。

何年前だろうか、私一人で行った玩具の展覧会。
今回は娘と遊びのコーナーを存分に楽しんで来よう。

7.21.2010

på Hem























久しぶりに実家で過ごす夏。
この猛暑は涼しい夏に慣れた私の身体にはきついけれど、
やっぱり実家は良いものです。
田舎なので、家も広いし庭も広い。
おまけに家庭菜園の野菜まで採れちゃう。
「今日小さかったあのナスは、
 明日はどのくらい大きくなってるかな?」
「このトマト、あとどのくらいで赤くなるかな?」
とか、考えてワクワクする。

こういう感覚は久しぶり。
実家に帰ってくるとやっぱりホッとする。
しっとりとした日本の空気は、帰国前にこじらせていた
ノド風邪にもなんだか優しい気がする。
がむしゃらすぎて気付いてなかったけど、
けっこう気を張ってたなぁ。と実感するのでした。
あぁ、私は日本人。

7.12.2010

Avgång


















明日いよいよ帰国します!
まだパッキング済んでません。夜11時Aspudden。
夏至祭過ぎてもまだまだ夜明るいです。

日本は暑いのかなぁ?と、
体調を崩すんじゃないかと心配していますが、
久しぶりの日本をまずは楽しみたいと思います。

さらばスウェーデン。2年間ありがとう。
また十月に帰って来れることを祈って。

7.05.2010

Junibacken























Junibackenに行ってきました。Djurgården島にある
子供向けのテーマパークです。
ここではスウェーデン国民的童話作家の一人、
Astrid Lindgren 1907-2002(アストリッド・リンドグレーン)
の世界観が楽しめます。彼女の作品として特に有名なのは、

「長くつ下のピッピ」
-赤毛おさげでそばかすだらけの女の子が繰り広げる冒険物語。

「ロッタちゃん初めてのおつかい」
-日本でも2000年に映画が公開され知名度が高い。

もっと詳しく知りたい方は下記ウィキペディアでチェックです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アストリッド・リンドグレーン

そんな訳で、ここで子供達は自分にぴったりサイズの物語の世界で、
まさに自分自身が主人公になったように、
駆けたり跳ねたりして楽しむのです。
中でもピッピシアターでは、ダンスや歌を皆で楽しんだり、
ピッピの演劇もみることも出来、目を輝かせながら見入る娘の姿に、
「あぁ、連れて来てよかった。」としみじみ思うのでした。

お土産コーナーで買ったCDをかけると、
部屋中を駆け回る娘が愛しくて仕方ない母なのでした。
スットクホルムを子連れで訪れた際には是非どうぞ、、、。

Junibacken公式HP(日本語もあります。)
http://www.junibacken.se/

6.30.2010

Trollskogen

















今日は珍しく主人と一緒に保育園へ娘を迎えに行った。
と言うのも、もうすぐ長い休暇に入ってしまう、
お世話になった先生達にお礼を伝えるためだった。
慣れ親しんだTrollskogen(クラスの名前)の先生や教室とも、
もうすぐお別れと思うとやっぱり胸が痛い。

初めての父母ミーティングで、
「夫婦共にスウェーデン語が分からない。」
と伝えたら、若い先生とは対照的に苦い顔をしたGun先生。
それから約2年間、私が英語で話しかけても
絶対にスウェーデン語の返答。
頑固なのかなぁ?なれてないのかなぁ?と、
自分のことは棚に置いて考える。たぶん両方。
日本に帰国する旨を伝えた時、一番悲しそうな顔をして
涙をにじませてくれたのもこの先生だった。

たくさんの出会いがこの保育園からはじまり、
大切な思い出ができました。
私達の感謝の気持ちは、用意した小さな小さな贈り物や、
ましてや、つたいないスウェーデン語では表現しきれません。
Tack för allt. Vi är verkligen glada över att träffa er.

6.25.2010

Midsommarafton























夏至祭がありました。
スウェーデンではこの日、花で飾られたメイポール
(写真中央に立っている緑の棒)の周りを、子供たちや
民族衣装を着た人たちが踊って、夏の到来を祝います。
中でもダーラナ地方の夏至祭は有名で沢山の観光客が
訪れるそうです。

私達は、近所の会場に娘の保育園のお友達と一緒に出かけました。
去年はだっこしてメイポールの周りを歩くだけでしたが、
今年は親しい友達がいたこともあり、楽しく踊る姿に
成長を感じられました。

















道すがら作った、娘のMidsommarkransen(夏至祭の冠)が
なかなか好評で「子供の分を作って欲しい。」と頼まれると、
得意になって作る私なのでした。

冠に7種類の花を使い、夜それを枕元に置いて眠ると
将来結婚する人に夢で出会えるとか。
写真の二人には少し早い話しですね。

6.22.2010

Gotland-visby and fårö

すっかりご無沙汰していましたが、
実は日本への帰国の準備や思い出作りでバタバタしていました。
まだまだバタバタすると思われます(苦笑)。

















今回は、最近家族と行った旅行について書こうと思います。
場所はStockholmの南に位置するGotland島です。

島の中心となるVisbyはオレンジ色の屋根が印象的な建物がいっぱい。
また街の至る所で写真の様な中世時代の教会等、
建物の廃墟を見ることが出来ます。
なかには風化した廃墟でゆっくり出来るカフェレストラン等もあり、
気軽に廃墟の近くまで行くことが出来ます。


















私達家族は、少し遠出をしてFåröにも行ってきました。
FåröはGotlandの北にある小さな島で海岸沿いには沢山の、
面白い形をした岩や、珊瑚の化石が入り込んだ石等を見られました。
上の写真はその昔、漁師がシーズンになると宿泊していた味な建物。
こじんまりした小屋が海岸に集まっている風景は
可愛らしい雰囲気もかもし出していました。

Fåröを徒歩で散策中、
私達を逆ヒッチハイクで車に乗せてくれたIngerとGunnar夫妻。
(こんなラッキーなことってあるんですねぇ、、、。)
Fåröを徒歩で満喫することは不可能でした。。。
旅の前にはしっかりリサーチしなくちゃ駄目ですね。
まぁ、今回は終りよければ全て良しと言うことで、、、。
心温まる旅になりました。
ありがとうございました。

6.07.2010

Millesgården


















私達家族がスウェーデンに来て2年経ちますが、
観光をあまりしていなかったことに気がつきました。
この夏こそは、ストックホルムを満喫しようと思います。

と言う訳で、先週末Millesgårdenに家族で行ってきました。
スウェーデンの代表的な彫刻家カール・ミレスの作品を
展示した彫刻庭園です。


















庭園自体も素敵だったのですが、行きすがら乗ったトラムや、
お庭から広がる景色、エントランスのKonsthall等。
思っていた以上に見所満載で、期待以上に観光気分を味わえました。

8月には3歳になるの娘も、海に広がる景色、魚の彫刻や噴水が
気に入って楽しそうでした。
さぁ、次は一緒にどこいこうかしら。。。

5.28.2010

Vårfest

















昨日は娘の通う保育園のVårfest(春のパーティー)の日でした。
親達はちょっとした食べ物を用意し、3時頃に保育園に集まります。
フルーツや、自家製の焼き菓子を囲んでお話ししながら頂きます。
















お茶の後は、皆で輪になって遊び歌の時間。
こういう時さすがに知らない歌が沢山あって、歌えません。
でも手遊びだけ真似して楽しみました。

このパーティーが終わると、もう夏休みまで残りわずか、
今年度も終るんだなぁと感じます。

約2年間、こちらの保育園に娘は通いました。
言語や文化の違いを最初は心配していましたが、
素敵な先生方とクラスメイトに囲まれて、
スウェーデン社会を体感したんじゃないかと思います。

この場をかりてご報告させていただきます。
7月に日本に帰国します。
まだ、感傷的になるのは早いのですが、
保育園での出会いはもちろん、たくさんの暖かい友人に出会い、
スウェーデンで過ごした日々は私達家族の一生の宝物です。

5.22.2010

Tyg för Barn























現在開催中のKonstfack Degree Exhibitionで
Tyg för Barn(textile collection for children)を展示しています。
会場でワークショップ兼パフォーマンスをしているのですが、
子供相手にワークッショップを一人で取り仕切るのは激務です。

内容は私のインテリアファブリックコレクションの展示場で
アイディアの源になった切り絵を体験をする。と言うものです。
なにしろ子供が多いときはカオス状態。
子供用のファブリックなので、子供が興味を持ってくれているなら、
「成功??」と思いつつも、展示終了時間にはヘトヘトです。

ちなみに写真の姉妹、特にお姉ちゃんが良い子で、
展示期間中初、何も言わなくてもお片づけして帰ってくれました!
感動ものです。

展示会の詳細は下記のHPでご覧になれます。
http://www.konstfack2010.se/

5.08.2010

Furoshiki























今日紹介したいのは、現在コラボレーションしていただいている
インテリアデザイナーSeung Junさんのファーニチャー FUROSHIKI。

FUROSHIKIは色々な形で使うことが出来ます。
例えば広げてマットレスのように使うことも出来るし、
隅についているマジックテープをくっつければ、
ボートのような形になります。
そして、全てのマジックテープをくっつけると、
ふっかふかのスツールが出来上がります。

子供用のインテリアファブリックを制作していた私が、
Stockholm Furniture Fairに出品していた彼女の作品に一目惚れし、
ぜひ、私の布を使って子供用に作ってもらいたいとお願いしました。
そうして子供用FUROSHIKIが出来上がりました。

写真はボートのような形にして娘に遊ばせてみた時のものです。
マジックテープを付けたりはがしたりして、
楽しそうにしていたのが印象的です。
Seung Junさんとは、これからもコラボレーションしたいです。
ご協力ありがとうございました。





5.02.2010

Promenad

















最近のスットックホルムは天気がいいので
promenadウォーキング)にはもってこい。
我が家の休日はたいてい、このお散歩から始まります。
近頃のお気に入りは近所の湖までいって、
湖を見ながらフルーツ等のおやつをパクリすることです。
今日はちょっと風が冷たかったけど、
それでもやっぱり、この景色を見ながらひなたぼっこは最高です。

スウェーデン人はこのpromenadが大好きで,
例えばちょっとした昼休みだとしても「ちょっとそこまで。」
と、森を散策する人は少なくありません。
こんなに散歩が好きなのはきっと冬が長いから。
皆、春の日差しが嬉しくてついつい外にいたくなるのでしょう。

決して高くはない気温の中、半袖で日光浴をする気持ちは
到底理解しがたいですが
この健康的で気持ちのいい習慣は大好きです。

4.27.2010

Vår


















ストックホルムにもついに春が来た。
この小さな花がたくさん咲いている写真を見ると、
想像出来ないかもしれないけれど、
実は先週は雪が降ったりしてた。

でも、今日は本当に春がきていた。
今年初めてジャケットを脱がせて、
外でゆっくり遊ばせることが出来た。
「陽たまりって、なんて気持ちがいいんだろう。」
と,感動さえおぼえる。

今日、春を感じたのは実はもう一つ理由があって、
時間をかけてきた制作が、昨日一段落したから。
何だか今は空っぽになってしまっているけれど、
はやくまたワクワクしたい。

陽たまりの中にいると、ふつふつと元気も湧いてくる。
太陽ってあったかい。



4.09.2010

Hand Stitch



















昨年の夏からゆっくりと進行して来たこの企画、
東京都三鷹市に拠点のあるSolid pattern maker Mパターン研究所
(以下MPL)とのコラボレーションが実現しました。
生地をお送りしてからというもの、
この日を楽しみに待っていました。

写真は私のデザインした布(stenerとklippar)
MPLのパターンで、子供用ワンピースなったものです。
他にもgarthornが子供用の洋服になりましたが、
私は特にこの二つの仕上がりが好きになりました。

今回のコラボレーションを終えて、
機会を与えてくださったMPLの丸山さん、
本当にありがとうございました。
私だけでは出来ないことを可能にして頂きました。

ぜひ一度MPLのHand stitchを見ていただきたいです。
http://www.m-pattern.com/book/book.html

4.06.2010

Glad Påsk!























先週末(金)から今週始め(月)にかけてはPåskのため
長い休日でした。
Påskはイースターのことで、キリスト教の復活祭のことです。
お国にによって色々な伝統、風習があるようですが、
今日は私の体験したスウェーデン流イースターについて紹介します。

写真はmetroという新聞の4月1日の表紙です。
この可愛い女の子たちは魔女をテーマに変身しています。

スウェーデンでは、Påskの間、子供たちは歌を歌うか,
手作りのカードをプレゼントして、引き換えにお菓子を
貰うため近所を魔女のいでたちで歩き回ります。
私も一人の女の子からカードを貰ったので、
偶然持っていたキャンディーをお返ししました。

嬉しくなった私は、うちの娘にもぜひ魔女になってもらおうと、
お化粧しようとしましたが、泣いて拒まれました。
「きっと来年はやりたがる。」
そう信じて母の楽しみは1年お預けです。

3.31.2010

väveriet























ジャガード織りの布を制作するため、
スウェーデン西部Uddeboにあるväveriet(テキスタイルメーカー)
にお邪魔してきました。
スウェーデンの地下鉄、電車、バスの椅子布は、
たいていこの会社のものです。
写真の女性は、手取り足取り私の面倒を見てくれたJohannaさん。
väveriet唯一のテキスタイルデザイナーです。
専門知識の豊富な彼女はとても頼りになる素敵な女性でした。

こんなにじっくりジャガード織りに向かい合うのは初めての経験。
ほんの少し緯糸の色を変えるだけで、
こんなにも柄の見え方が変わるのかと驚いたり。
同じ縦と緯糸の組み合わせでも組織によって
表情の違いを楽しめるのは、ジャガード織りならでは。

数ヶ月かけて練った図案が織物になった時は、
何とも言えない幸せな瞬間でした。
本当に私は織物が好きだわぁ。と実感した二日間。
最後にもう一度、「Johannaさんどうもありがとう。」



3.26.2010

Rum för Barn















今日紹介したいのは、Kulturhuset(市民会館)内の施設、
Rum för Barn (子供の部屋)。
子供専用の図書館で、年齢に合わせて部屋が区分してあるので,
小さな子でも安心して本にふれあえる贅沢な空間。
施設内は隠れ家的スペースがあったり,階段やはしごがあったり、
子供が楽しめる趣向がこらされています。
工作会、読み聞かせ会、ダンス教室、フィルム上映会ありと、
イベントも盛りだくさん。

初めて行ったのは去年のいつ頃だったのか、
正確には思い出せませんが,
その日から私達家族のお気に入りの場所になりました。
施設の充実ぶりは説明した通りなのですが,
さらにビックリなのは、地下鉄セントラル駅の目の前という好立地。
にもかかわらず、無料だということ。

以前、Rum för BarnチーフのKatti Hoflinさんに
お話を伺う機会がありました。
「現在、対象年齢0歳から11歳までのこの施設を、
もう少し年齢の上の子供たちも来れるようにして行きたい。」
と、これからの目標についても語ってくれました。
らさらに発展して行くと思うと、さらにファンになるのでした。

3.14.2010

Trekanten

















遅ればせながら,スケートシューズを購入しました。
ストックホルムも3月に入りだいぶ暖かくなって来たので、
すっかり春気分。
スウェーデン人に言わせると「もうスケートシーズンじゃない。」
とのことですが,
日本人の私としては、「まだまだまだまだまだ冬だ!」という感じ。
現に今日だって朝は氷点下だった!
でもまぁ、冬物はなんでもお手頃になっていて助かります。

写真はTrekantenという湖でスケートをしている時に
撮ってもらいました。
湖が完全に凍っている間、天気のいい休日には、
皆湖上で思い思いに過ごします。
スケート、スキー、日光浴、お散歩。
今日はホットドック屋さんが登場していたのでお昼食べたり、
お茶をする人もちらほら。

冬の初め、スケートリンクで乳母車をおしているお母さんにビックリしていた私ですが、すっかりスウェーデン流が板に着き(?)今年の冬はあっという間でした。

3.05.2010

Imse vimse























娘が初めておぼえたスウェーデン語の童謡 「Imse vimse spindel」 
日本の童謡で言うなら、「大きな栗の木の下で」みたいなポジションの物ではないかと思います。と言うのは、曲にあわせて手遊びをするたぐいの童謡だし、スウェーデン人なら誰でも知っているからです。歌詞の内容は、

小さな蜘蛛が登って行くよ。
雨が降って、落っこちちゃったの。
でも太陽が昇って雨を乾かしてくれたから、
小さな蜘蛛は、また登れるね。
(訳:若鍋祐子)

去年の今頃、慣らし保育の時に初めて聞いて以来、何度手遊びと一緒に歌ったか思い出せません。あの時は保育園の先生のやっているのを必死で真似たけれども、今ではすっかり暗記し、ロックバージョンもこなすほどになりました。

考えてみれば、この1年間でおぼえたスウェーデンの童謡は数知れず。
というか、童謡以外の歌は歌っていないような、、、。
気がつけばデスクでデザインを考えている時ですら童謡鼻歌な今日この頃。